[終了]世界遺産の山で「吉野材」林業の貴重な現場を見学体験!
[ 過去ツアーのご紹介 ]
2020.12.17(木)~12.19(土) 開催
第1回 奈良県吉野町 林業体験ツアー
受入れ自治体 吉野町の森林組合や製材所の皆様
▼オリエンテーションの様子
▼体験の様子
吉野杉の伐採を実際に体験・・・!
綺麗な断面です!
▼地元の食堂にて昼食
吉野町に移住した方とディスカッションをしました。
▼午後は座学で木材についての理解を深めます。
▼世界遺産にも登録された吉野山の麓の自然豊かな環境です。
▼続いては製材所を見学。
吉野杉と檜に触れながら、その魅力を学びます。
▼加工の現場では、職人さんから直々に説明をして頂きました。
▼最終日はグループに分かれて、研修後の学びを発表。
吉野町の林業について、現地で目で見て体感し、現場の方からの生の話を聞いて学ぶ、充実した内容の3日間となりました。
吉野町の林業体験ツアーは、近々第二回目の開催を予定しております。
地元の方々との連携により実現している貴重な機会となりますので、ぜひ興味のある方のご参加をお待ちしています。
■募集要項
奈良県中南部、かつて「大和国」と呼ばれた一帯の中核を成す「吉野」地域。
修験道の聖地である吉野山は周辺の紀伊山地と共に世界遺産にも認定されています。万葉集には吉野を題材とした歌が数多く残され、古代よりいくつもの政変の中心地でもあり、現在では全国有数の桜の名所としても有名ですね。
(c)吉野町観光協会
今回はそんな吉野地域の玄関口、奈良県吉野郡吉野町で、こちらも日本有数の木材ブランド「吉野杉」を中心とした林業に触れる機会を設けることができました!
▼杉
▼杉の家
吉野町は奈良県中部、紀伊山地北部に面した山間の町です。全国有数の多雨地帯である紀伊山地からは吉野川(紀の川)が流れ、全域で急峻な斜面が多く畑作や稲作はほとんど行われません。その代わりに古くから発達したのが林業。特に杉や檜は日本を代表する産地として有名です。「吉野杉」「吉野材」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
▼吉野町俯瞰
吉野の地で植林による林業が始まったのはおよそ500年前、室町時代のことと伝えられています。雨量が多く風害の少ないこの土地は杉や檜の育成に適した環境だそうです。こうした地の利だけでなく、育て方にも他地域に無い特徴が。
「密植」と呼ばれるこの方法、読んで字のごとく杉を密集させて植えます。それはもう、三密どころの話ではありません。1haに1万本、なんと他地域の3~4倍も!まさに「密」です。(体験ツアーでは新型コロナウイルス対策を万全に行っております)
(c)吉野材センター
密植した木はなかなか日が当たらず、当然ながら育ちが遅くなります。そのため吉野材は年輪間の隔が狭くまっすぐな、ギュっと詰まった木材となります。さらに枝打ちや間伐といった作業を高頻度で行うことで、枝の根本である「節」の少ない高付加価値の材木となるそうです。
▼木材
▼製材所
今回のツアーでは、このような林業の現場を少しだけ覗き見させてもらいます!
実際の林業は、熟練者でも常に怪我の危険と隣り合わせな現場です。安全への配慮が必要なため、「林業体験!」とまでは銘打てない内容となるかもしれません。しかし、このように日本を代表する木材がどのように育てられ、加工され、出荷されるのか。
その部分をしっかりとご覧いただけるハズです!雨が降らなければ!
今回ご協力いただくのは、吉野町の森林組合や製材所の皆様です。
吉野林業の現場・製材所・割り箸加工所見学などのメニューを行う予定となっています。
日本を代表する木材ブランド「吉野材」の林業を、ぜひこの機会にご体験ください!
▼割り箸加工所
▼蔵王堂
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